彼が「和製マイケル・ジャクソン」と称され、天才の名をほしいままにしたのは9歳のことでした。1997年、ダンスボーカルグループ「Folder」のメインボーカル・DAICHIとしてデビューし、満島ひかりらとともに一世を風靡した経歴を持ちます。その類まれなリズム感とハイトーンボイスは、当時から音楽業界に大きな衝撃を与えました。
しかし、彼のキャリアは決して順風満帆なエリートコースだけではありませんでした。変声期を迎えたことで喉を守るためにグループ活動を休止。約5年間の沈黙の期間に入ります。多くの早熟なタレントが表舞台から消えていく中、彼はこの充電期間を「基礎を徹底的に叩き直す時間」に充てました。
独学でピアノを学び、ニューヨークへ渡って本場のダンスレッスンを重ね、自ら楽曲を作り出すソングライティング能力を開花させました。2005年のソロデビュー以降、地道なライブハウス回りから再びキャリアを積み上げ、代表曲となった『EXCITE』(仮面ライダーエグゼイド主題歌)で自身初のオリコン週間シングルランキング1位を獲得。少年時代の名声に甘えることなく、泥臭い努力で実力を研ぎ澄まし続けた不屈のストーリーこそが、彼が真の天才と呼ばれる理由です。