ネット上の掲示板や古くからの愛好家の間で度々議論されるのが、「ちょんばい」と新開地スタイルの違いです。「ちょんばい(ちょんの間)」とは、主に西日本で使われた俗語で、極めて短時間の簡易的なサービスを提供する非公認の小規模店舗群を指します。
かつての信太山周辺や関西の裏通りには、そうしたゲリラ的な営業形態が混在していた時期もありました。しかし、信太山新開地協同組合が組織化を進める過程で、そうした不透明な形態を排除し、現在の「料亭と仲居の自由恋愛」という擬制を用いた統一規格へ一本化されました。
現在の信太山新開地は、粗野な「ちょんばい」のイメージとは一線を画し、木造長屋風の情緒ある店構え、落ち着いた接客、組合管理による一定の衛生基準が担保されたエリアとしてブランディングされています。この組織立った形態こそが、単なる風俗街にとどまらない「新開地」たる所以です。