赤ちゃんの口周りの赤みはどっち?よだれかぶれとアレルギーの見分け方

赤ちゃんの口周りの赤みはどっち?よだれかぶれとアレルギーの見分け方

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赤ちゃんの口周りに赤みが出たとき、真っ先に確認すべきは「発症までの時間」と「赤みの現れ方・広がり方」の2点です。これらを時系列で追うだけで、よだれかぶれと食物アレルギーの違いは8割方切り分けることができます。

まず、よだれかぶれは物理的な刺激と唾液中の消化酵素によって生じる局所の炎症です。そのため、食事の有無にかかわらず「常にうっすら赤い」「よだれを拭いた後やスタイが擦れた後に悪化する」「赤みが口の周囲や顎先に限局している」という特徴を持ちます。皮膚はカサカサと乾燥していたり、細かいプツプツとした発疹が密集していたりすることが大半です。

対照的に、食物アレルギーによる皮膚症状(即時型)は、アレルゲンを口にしてから数分から2時間以内に突如として現れます。最も特徴的なのは、蚊に刺されたようなミミズ腫れや、境界線がはっきりした盛り上がりのある発疹(蕁麻疹)です。口の周りから始まった赤みが、短時間のうちに目の周り、頬、首筋、お腹、背中へと急速に拡大していく場合、それは単なるかぶれではなく、体内で強いアレルギー反応が起きている明白な証拠です。

項目よだれかぶれ(接触皮膚炎)即時型食物アレルギー乳児アトピー性皮膚炎発症のタイミング食事に関係なく慢性的、よだれが多い時間帯に悪化食後数分〜30分(遅くとも2時間以内)に急発症慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す皮膚の見た目ザラザラ、カサカサ、細かい赤いプツプツ蚊刺されのような盛り上がったミミズ腫れ(蕁麻疹)強い赤み、ジュクジュク、鱗屑、強い痒み赤みの広がり方唾液が付着する口周り、下唇の下、顎先のみ口周りから顔全体、首、体幹、四肢へと急速に拡大耳の付け根(耳切れ)、頭部、関節の内側など広範囲全身症状の有無なし(本人は至って機嫌が良いことが多い)咳、喘鳴、嘔吐、腹痛、不機嫌、ぐったり等が出る危険あり全身症状はないが、痒みによる夜泣きや不機嫌が目立つ主な対処法保湿剤(プロペト等)塗布、清潔維持、摩擦軽減小児科受診、症状進行時は救急要請、アレルゲン特定医師処方のステロイド外用薬等による抗炎症療法
清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。