なぜ米軍岩国基地に戦力集中?F-35B配備と艦載機移駐の全貌に迫る

なぜ米軍岩国基地に戦力集中?F-35B配備と艦載機移駐の全貌に迫る

なぜ米軍岩国基地に戦力集中?F-35B配備と艦載機移駐の全貌に迫るとはどんな影響があるのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。

Q1:なぜ厚木基地から岩国基地へ空母艦載機が移駐したのですか?
A1:神奈川県の厚木基地周辺は首都圏の急速なベッドタウン化に伴い過密住宅地となり、騒音被害を巡る訴訟が長期化していました。これを受け、国と米軍は訓練環境の確保と騒音被害の軽減を図るため、瀬戸内海に面し滑走路を海側へ移設した岩国基地へ空母艦載機部隊(約60機)を移設することで合意したためです。

Q2:岩国基地に配備されているF-35Bとはどのような戦闘機ですか?
A2:米海兵隊が運用する世界最新鋭の第5世代ステルス戦闘機です。高いステルス性能に加え、短い滑走距離で離陸し垂直に着陸できる「STOVL能力」を備えているのが最大の特徴です。強襲揚陸艦や海上自衛隊の「いずも型」護衛艦での運用が可能であり、東アジア地域への迅速な展開力を担保しています。

Q3:岩国錦帯橋空港は米軍基地の中に本当にあるのですか?民間人は利用できますか?
A3:はい、米海兵隊岩国航空基地の敷地の一部を利用した「軍民共用空港」として運用されています。民間機ターミナルは基地北側に独立して設置されており、一般の旅行客やビジネス客が羽田便や那覇便を自由に利用できます。ただし、滑走路は米軍と共用しているため、米軍機の運用状況によって出発・到着が待機となる場合があります。

Q4:岩国基地の騒音被害に対して国はどのような補償を行っていますか?
A4:防衛省は、基準以上の騒音地域に指定された住宅に対して住宅防音工事の助成(エアコン設置や防音サッシ改修の費用補助)や移転補償を行っています。また、過去の爆音訴訟で判決が確定した住民に対しては損害賠償金が支払われていますが、飛行そのものを差し止める命令は下されていません。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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