メインカード以外でも、今大会は格闘技の未来を感じさせる名勝負が相次いだ。特に際立っていたのが、20代前半の若手ファイターたちの著しい成長だ。従来の打撃やレスリングという枠組みにとらわれず、MMA(総合格闘技)特有のトランジションをシームレスにこなす高度な技術体系が、リング上で存分に発揮された。
相手のタックルを切ると同時に瞬時にバックへ回り、間髪入れずにサブミッションを狙うスピード感。フィジカルの強さだけでなく、戦況を冷静に分析して戦術を切り替える高い格闘IQには、ベテラン勢も目を見張るものがある。新世代の台頭は、日本のMMAシーンが新たな高みへと進化を遂げている動かぬ証拠と言えるだろう。