一部のネット解説では「get away with は犯罪にしか使えない」という極端な説明が見受けられますが、これは完全な誤解です。前述の通り、現代英語では「規則違反」や「犯罪」といった重罪だけでなく、極めて軽微な「手抜き」「ラッキーな妥協」に対しても幅広く使われます。
例えば、ファッションやインテリアの文脈において、以下のようなポジティブ・中立的な用法が存在します。
「You can get away with wearing sneakers at this casual party.」
(このカジュアルなパーティーなら、スニーカー履きでも文句は言われない[許容される]よ。)
これは「本来はドレスコードがあるかもしれないが、この場なら手抜き・カジュアルダウンしても咎められない」というニュアンスから派生した応用表現です。このように「get away with」の射程範囲は、重罪の免責から日常の許容範囲の提示までグラデーション状に広がっています。