『101回目のプロポーズ』主題歌の真実!Say Yes誕生秘話

『101回目のプロポーズ』主題歌の真実!Say Yes誕生秘話

『101回目のプロポーズ』主題歌の真実!Say Yes誕生秘話の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

驚異的なメガヒットを記録した「SAY YES」だが、その誕生プロセスには現場のギリギリの戦いがあった。当時、ドラマのプロデュースを手がけていたフジテレビの大多亮プロデューサーは、前年の『すてきな片想い』などを経て、新しいドラマの形を模索していた。大多氏はかねてよりCHAGE and ASKAの圧倒的なメロディセンスと歌唱力に惚れ込んでおり、直々のオファーを出したのがすべての始まりだった。

当時、すでに人気実力派デュオとして確固たる地位を築いていたチャゲアスだが、大多氏が求めたのは「誰もが口ずさめる、シンプルでストレートな究極のラブソング」だった。依頼を受けたASKAのもとに届いたのは、まだ映像も存在しない第1話の準備稿(台本)のみ。しかし、達郎が薫に対して見せる愚直なまでの純愛と、どこか不器用な情熱に触れたASKAの創作意欲は瞬く間に点火した。

都市伝説的に「当初提出された楽曲がボツになり、急遽書き直したのがSAY YESだった」と噂されることもあるが、実際の舞台裏はよりドラマチックだ。ASKAは台本の世界観を咀嚼し、ピアノの前に座ってわずか数日のうちに「SAY YES」のデモテープを完成させたという。大多プロデューサーがそのデモをカーステレオで初めて聴いた瞬間、あまりの完成度とドラマへの合致ぶりに鳥肌が立ち、即座に「これで行く」と確信したと述懐している。過酷な締め切りとプレッシャーのなか、作品の魂を瞬時に見抜いたクリエイター同士の阿吽の呼吸が、奇跡のメロディを手繰り寄せた。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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