東久邇家の現在と家系図の真実|皇位継承問題で注目される旧宮家の血統

東久邇家の現在と家系図の真実|皇位継承問題で注目される旧宮家の血統

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東久邇家の歩みは、激動の日本近現代史そのものでした。初代当主の東久邇宮稔彦王は、陸軍大将を務めた軍人でありながら、終戦直後の1945年8月に唯一の皇族出身の内閣総理大臣として登板。「一億総懺悔」を掲げて終戦処理とGHQとの初期交渉に奔走し、わずか54日間の短命内閣ながら日本の平和的移行に決定的な役割を果たしました。

皇籍離脱後は実業や文化活動に携わり、波乱に満ちた生涯を92歳で閉じています。その跡を継いだ長男の盛厚氏は、成子内親王との間に信彦氏をはじめとする子息をもうけましたが、成子内親王は35歳の若さで病没。盛厚氏もまた昭和44年に52歳で早世しました。

盛厚氏の跡を継ぎ、長年東久邇家の顔として知られたのが東久邇信彦(のぶひこ)氏です。昭和天皇の初孫として国民的な祝福を受けて育った信彦氏は、民間企業に勤務しながら日米文化振興会会長などの公職を務め、皇室と旧皇族の架け橋として誠実な人生を歩まれました。2019年3月に74歳で逝去された際には、皇室関係者のみならず多くの人々がその死を悼みました。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。