読者の間でしばしば持ち上がる「結局、芥川賞と直木賞はどっちが格上なのか?」という疑問。結論から言えば、両賞に上下関係や格の差は存在しません。
クラシック音楽のコンクールと映画祭のエンタメ部門に優劣がつけられないのと同様、追求するゴールが真逆であるため、序列を競うこと自体が成立しない設計になっています。賞金などの待遇面も完全に同格です。
- 正賞:懐中時計(両賞共通)
- 副賞(賞金):100万円(両賞共通)
選考基準や審査を担う顔ぶれもそれぞれの矜持を反映しています。歴代の選考委員には日本を代表する第一線の作家陣が名を連ねており、芥川賞では現代の文壇を代表する純文学作家が言葉の挑戦を厳しく精査し、直木賞ではヒット作を生み出し続けるトップエンタメ作家たちが物語の完成度や大衆の心を掴む筆力を評価します。