日本中学校体育連盟および公益財団法人日本バレーボール協会が管轄する全日本中学校バレーボール選手権大会、通称「全中」。そこに駒を進めるための関東枠は、決して広くない。東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、山梨の1都7県から勝ち上がってきた代表校が集結し、トーナメント形式で限られた切符を奪い合う。
関東地区のレベルは全国でも屈指だ。毎年のように全国大会の上位へ進出する強豪がひしめき合い、1回戦から事実上の決勝戦とも呼べるカードが組まれることも珍しくない。小学生年代からの育成システムが成熟している地域も多く、高さとスピード、卓越したレシーブ技術を備えたチームがずらりと並ぶ。わずかな判断ミスやサーブの乱れが、そのまま敗退へと直結するシビアな世界がここにある。