朝のオフィス街を歩くと、従来の画一的なセットアップとは一線を画す、しなやかでモダンな装いに身を包んだ女性が目立ちます。なぜ今、日本の職場でこれほどまでに韓国テイストのオフィススタイルが浸透しているのでしょうか。その背景には、働く世代の価値観の変化と服作りの進化があります。
第一の要因は、体のラインを美しく補正する立体カッティングです。韓国のきれいめ服は、ハイウエスト仕様のストレートスラックスや、デコルテを綺麗に見せるスクエアネックブラウスなど、着るだけでスタイルアップして見える工夫が凝らされています。体型カバーを狙うと野暮ったくなりがちだった従来の通勤服に対し、スマートさとスタイルアップを同時に叶えてくれる点が多忙なビジネスパーソンの心を掴みました。
第二に、絶妙なニュアンスカラーの豊富さが挙げられます。ベージュ、トープ、アイボリー、くすみミントなど、肌なじみが良く清潔感のある中間色が充実しており、日本のオフィス規定(ビジネスカジュアル)の枠組みを崩さずに柔らかな抜け感を演出できます。
そして何より、1着3,000円〜6,000円台という手に取りやすい価格帯でありながら、仕立てやディテールが高見えするコストパフォーマンスの高さが、2026年の働く大人のスマートな選択肢として定着した理由です。