急激なリゾート開発と観光客の増加に伴い、地域の生態系と観光の調和が新たな課題として浮上している。ここで重要な舵取り役を担っているのが、一般社団法人淡路島観光協会だ。単なる誘致合戦にとどまらず、島全体の持続可能なツーリズムと地域経済の循環を目指した取り組みが着実に進められている。
地元の若手農家や漁師とカフェオーナーを結びつける産地直送の試みや、オフシーズンでも島を深く味わえる文化体験プログラムの開発。観光協会がハブとなることで、大資本のリゾートと地域密着型のスモールビジネスが敵対することなく、絶妙な共存関係を築き始めている。
観光消費が島民の生活を潤し、島の美しい原風景が守られる。淡路島のカフェシーンが放つ明るさは、そうした見えない連携と地域の誇りによって支えられているのだ。