毎年のテストで最もSNSをざわつかせるのが、いわゆる「名品コスメの撃沈」です。2026年のテストでも、LDK日焼け止めワースト評価の真相を探る読者から驚きの声が上がりました。雑誌の誌面やネット上でC評価・D評価といった屈辱的な判定を下された製品には、美容インフルエンサーが絶賛する数千円から1万円台のデパコスや、誰もが知るメガブランドの定番品が複数含まれていたからです。
なぜ高い評価を得ている名品が低評価に叩き落とされたのか。最大の要因は、日焼け止め紫外線カット率検証結果における「実測値の乖離」と「耐久性の脆弱さ」にあります。LDKのテストでは、人の皮膚に近いUVラベルに規定量を均一に塗り、一定強度の紫外線を照射して透過率を測定します。カタログスペック上は最高水準の遮断効果を掲げながら、テストではUVラベルが鮮やかに赤く染まり、紫外線を透過させてしまった製品が実在しました。
さらに明暗を分けたのが、現代の生活環境を模した「こすれ耐性」と「汗・皮脂耐性」です。どれほど高いUVカット成分を配合していても、衣服の着脱やタオルの摩擦、わずかな汗で塗膜がボロボロと剥がれ落ちてしまえば、無防備な素肌が露出します。「高価な美容成分がたっぷり入っているものの、皮脂崩れ防止パウダーと相性が悪く、わずか1時間の摩擦スチームテストで膜が崩壊した」という過酷な事実が、有名ブランドの看板を容赦なく引き剥がしました。