比例代表の投票用紙の書き方!衆院と参院の致命的違いと無効票防止策

比例代表の投票用紙の書き方!衆院と参院の致命的違いと無効票防止策

比例代表の投票用紙の書き方!衆院と参院の致命的違いと無効票防止策にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

比例代表の投票用紙を前にして最も犯しやすいミスが、「選挙の種類による記入手順の混同」です。制度設計の意図が大きく異なるため、まずは衆院と参院の決定的な違いを押さえる必要があります。

衆議院議員総選挙において、衆議院比例代表は政党名記入が絶対条件です。衆議院では「拘束名簿式」が採用されており、各政党があらかじめ提出した名簿順位に従って当選順位が決まります。そのため、有権者が投票用紙に記載できるのは「政党名(または届出が認められた略称)」に限られます。もし衆議院の比例代表用紙に、小選挙区で立候補している人物名や比例単独候補の個人名を書いてしまうと、公職選挙法第68条の規定に基づき比例代表で候補者名を書くと無効という最悪の結果を招きます。

対照的に、参議院議員通常選挙における参議院比例代表は個人名記入も政党名記入もどちらも有効です。参議院では「非拘束名簿式」(※一部の特定枠を除く)を採っており、有権者は名簿に登載された「候補者個人名」か「政党名」のいずれかを自由に選んで記入できます。個人名を書いた場合、その票はその候補者の個人得票になると同時に、その候補者が所属する政党の総得票数としても加算されます。

「前回の参院選では推しのタレント候補の名前を書いたから、今回の衆院選でも同じように書こう」と思い込んで投票すると、あなたの票は1ミリも活かされることなく破棄されてしまいます。この「非拘束名簿式と拘束名簿式の違い」こそが、投票用紙の書き方で失敗する最大の構造的要因です。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。