犬の色の見え方を徹底解説!赤が見えない理由とおもちゃ選びの正解

犬の色の見え方を徹底解説!赤が見えない理由とおもちゃ選びの正解

犬の色の見え方を徹底解説!赤が見えない理由とおもちゃ選びの正解の総合ガイドをお届けします。役立つ情報が詰まっています。

ネット上のQ&Aサイトや古い飼育本などで散見される「犬は白黒の映像しか見えていない」という俗説。この誤った情報がなぜこれほど強固に世間に定着したのでしょうか。

歴史を遡ると、20世紀初頭(1930年代)に活躍したアメリカの愛犬家であり研究者でもあったウィリストン・コープ・ハインツらの初期実験に端を発します。当時行われた簡単な判別実験において、色の識別が確認できなかったことから「犬は完全な色盲(全色盲)である」という結論が学術書や大衆誌に掲載され、半世紀以上にわたって定説として信じ込まれてきました。

潮目が変わったのは1980年代後半から1990年代にかけてです。カリフォルニア大学サンタバーバラ校のジェイ・ネイツ博士らによる画期的な電気生理学研究により、犬の網膜に2種類の波長に反応する錐体細胞が存在することが科学的に証明されました。白黒ではなく「限定されたパレットを持つ豊かな色覚」であることが判明したのです。

また、現代の家庭環境における盲点として「液晶テレビの見え方」が挙げられます。近年の4K・8Kテレビはリフレッシュレート(1秒間に画面を書き換える回数)が120Hz以上のモデルが主流ですが、かつてのブラウン管テレビや低レート(60Hz)の液晶画面は、動体視力の鋭い犬の目には「激しくチカチカと点滅するパラパラ漫画」のように映っていました。「昔の犬はテレビを見なかったが、最近の犬は画面の動物を凝視する」という飼い主の報告が増えている背景には、犬の動体視力にディスプレイの描写性能がようやく追いついてきたというテクノロジー側の進化があります。

山田 真由
著者

山田 真由

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