どれほど魅力的な商業施設であっても、構造上の弱点や初見殺しのトラップは存在します。ネット上の口コミや現地での観察から浮かび上がった、一般に知られていない3つの盲点を検証します。
1つ目の誤解は「タカシマヤ本館とゲートタワーモールは、すべての階でスムーズに行き来できる」という思い込みです。
確かに地下1階から地上8階まで連絡通路が設けられていますが、建物の構造上、フロアによっては段差(階段やスロープ)が存在したり、本館側の売り場の奥深くを通り抜けなければ連絡口に辿り着けなかったりします。さらに決定的な盲点として、9階〜11階は両館を繋ぐ連絡通路が存在しません(ゲートタワー側の9階〜11階がオフィスロビーやクリニック等のフロアになっているため)。本館10階の催事場(アムール・デュ・ショコラや北海道物産展など)からゲートタワーの12階レストラン街へ移動したい場合、一度8階まで降りて連絡通路を渡るか、1階・12階の直通エレベーターに乗り換える必要があります。ベビーカー利用者や足腰に不安のある方は、最も道幅が広くフラットな「3階・4階・7階・8階」の連絡通路を軸に移動するのが鉄則です。
2つ目の盲点は「現在の混雑状況と提携駐車場」に関する休日の入庫トラップです。
直結している「タワーズ一般駐車場」は利便性が抜群ですが、土日祝日の11時〜16時は入庫待ちの車列が名駅通や周辺の側道まで伸び、駐車するまでに40分以上を要するケースが頻発します。車で来館する際は、タワーズ駐車場のリアルタイム空車情報を事前に確認し、満車表示の場合は少し離れた提携駐車場(名鉄協商パーキング名駅エリアや大名古屋ビルヂング側の提携先など)へ最初から向かうか、地下鉄東山線で1〜2駅離れたコインパーキングに停めて電車でアクセスする「パークアンドライド」を選択する方が、結果的に時間とストレスを大幅に節約できます。
3つ目の盲点は、ポイントカードと決済優待の「対象外店舗」のルールです。
タカシマヤのクレジットカードやポイントカードはゲートタワーモール内でも幅広く利用でき、本館での買い物額と合算して駐車場無料サービスや年間お買い上げ額の加算を受けられます。しかし、本館(百貨店)では最大10%のポイント還元があるカードでも、ゲートタワーモール(専門店)では還元率が異なったり、一部のクリニック・サービス店舗が合算対象外となったりする規定があります。高額な買い物をする際は、会計前に付与率を確認しておくことが欠かせません。