今回の熱波で特筆すべきは、伝統的な猛暑エリアだけでなく、普段は比較的過ごしやすいとされる北日本や日本海沿岸の地点で観測史上最高気温を更新したケースが出現している点です。
上空の強い暖気が北日本まで北上したことに加え、日本海側へ吹き下ろす南西風が「フェーン現象」を引き起こし、秋田県や山形県、さらには北海道の内陸部にある観測所でも38度前後の猛烈な暑さを記録しました。地元住民からも「これまでに経験したことがない息苦しい熱風」との声が上がっています。
こうした寒冷地や山間部ではエアコンの普及率が都市部に比べて低く、急激な気温上昇に対する耐性が整っていない家屋も少なくありません。記録更新となった地域では、避難所や公共施設の冷房スペース活用など、自治体主導の緊急対策が講じられています。