残火の太刀の真の恐ろしさは、攻防・召喚・遠距離攻撃のすべてを網羅した「東西南北」の4つの奥義にあります。千年前の戦いからさらに進化を遂げ、死神の極致とも言える技が次々と繰り出されました。
東:残火の太刀「旭日刃(きょくじつじん)」
1500万度の熱量を刀の切っ先だけに集中させる技です。炎も煙も出さず、ただ刃先が触れたものすべてを燃やすのではなく、「存在そのものを跡形もなく消滅」させます。いかなる防御結界や硬度を誇る物質であっても受け止めることは不可能で、掠めるだけで対象を虚無へと変える絶対的な攻撃力を誇ります。
西:残火の太刀「残日獄衣(ざんじつごくい)」
凝縮された1500万度の熱量と霊圧を、自らの全身に鎧のように纏う防御奥義です。通常、この超高熱は常人には視認すらできませんが、総隊長が自身の霊圧を相手に見せつけることで、燃え盛る巨大な太陽の衣として顕現します。触れようとした瞬間に灰すら残さず蒸発するため、いかなる物理攻撃や近接攻撃も一切通用しません。
南:残火の太刀「火火十万億死大葬陣(かかじゅうまんおくしだいそうじん)」
刀を地面に突き立て、かつて山本元柳斎重國が自らの手で斬り殺した者たちの灰に熱を注ぎ込み、亡者として呼び出す召喚術です。無数に這い出た亡者たちは敵の肉体を物理的に追い詰めるだけでなく、かつての仲間や部下の姿となって敵の精神を徹底的に破壊します。かつて冷徹な殺し屋集団であった護廷十三隊の創設者としての業が具現化した技と言えます。
北:残火の太刀「天地灰尽(てんちかいじん)」
刀を一閃させ、凝縮された超高熱の刃を遥か彼方の標的へと向けて一気に放つ究極の薙ぎ払い攻撃です。放たれた熱線の軌道上に存在するすべての物体は、一瞬の猶予もなく灰燼と化します。攻防の隙を突いた最後の一撃として放たれ、偽ユーハバッハ(ロイド・ロイド)の胴体を両断して消し去りました。