ボカロ『砂の惑星』歌詞の意味と炎上の真相|米津玄師が放った警告の正体

ボカロ『砂の惑星』歌詞の意味と炎上の真相|米津玄師が放った警告の正体

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2017年当時、すでにJ-POPのメインストリームで確固たる地位を築いていた米津玄師が、約3年9カ月ぶりに「ハチ」名義でボカロ曲を発表するというニュースは、界隈のみならず音楽業界全体に凄まじい衝撃を与えました。依頼された舞台は、初音ミク10周年を祝う『マジカルミライ 2017』の公式テーマソングです。

2017年7月21日にニコニコ動画およびYouTubeで公開された同作は、わずか約5日と19時間(149時間)でニコニコ動画におけるミリオン(100万回再生)を達成しました。これは当時の歴代最速ミリオン記録を大幅に塗り替える快挙であり、ハチというクリエイターに対する圧倒的な期待値と求心力を証明する数字となりました。

しかし、投稿された楽曲は、多くのリスナーが予想していたであろう王道のポップナンバーや祝祭感あふれるアンセムとは正反対の仕上がりでした。トラップ(Trap)以降の硬質なヒップホップビートに乗せて歌われたのは、乾ききったディストピアの情景と、過去の栄光にすがる文化への冷徹な視線だったのです。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。