近年の高校野球アナリティクスにおいて、最も注目されている指標が「終盤6回以降の失点率」だ。春の甲子園は特有の浜風と独特のプレッシャーにより、終盤に集中力が途切れたチームから崩れていく。データを見ると、優勝争いに絡む上位校の多くが、6回以降の被安打率を1割台に抑え込んでいることがわかる。
これは単なる投手のスタミナ問題ではない。捕手の配球パターンの引き出しの多さ、そして内野陣のポジショニングの精度が直結している。終盤に守備の乱れから自滅するチームが多い中、最後まで足元がブレない守備の堅固さこそが、激戦を制する鍵となる。