高校野球の公式戦において、最も認知度が高いのが大差がついた際に適用される点差コールドだ。日本高校野球連盟の規定により、都道府県大会(地方予選)では「5回以降10点差以上」「7回以降7点差以上」がついた場合、審判員の判断によってコールドゲームが成立する。これにより、一方的な展開による過度な消耗や投手の過倒を防ぐ仕組みが機能している。
一方で、阪神甲子園球場で行われる全国選手権本大会では、点差によるコールドゲームは一切適用されない。どれほど点差が開こうとも、9回終了まで戦い抜くことが求められる。この「地方大会と甲子園のルール格差」に対しては、ファンの間でも長年議論が交わされてきた。全国の頂点を決める舞台ならではの厳格さか、あるいは過剰な負担か。2026年の現在も、その解釈を巡る議論は絶えない。