つくばのパンを語る上で外せないのが、全国屈指の評価を獲得している「本格ハード系」と「ヴィエノワズリー」の完成度です。
天久保エリアに佇む「ベッカライ・ブロートツァイト」は、ドイツやスイスの伝統製法を愚直なまでに守り抜く名店です。ドイツ産ライ麦や厳選小麦を用い、しっかり焼き込まれたクラスト(外皮)と水分量を保ったクラム(内側)のコントラストは圧巻です。注文を受けてから自家製ハムやチーズを挟んで作るサンドイッチは、素材同士の調和が完璧に計算されており、パンマニアの間で「つくばに来たら絶対に食べるべき一品」と称されています。
一方、竹園地区の「アンキュイ」が誇るクロワッサンは、幾重にも重なる薄い層が織りなす軽やかな食感と、発酵バターのリッチな風味が特徴です。焼き上がり時間に合わせて行列ができることも珍しくなく、定番のクロワッサンだけでなく、フルーツやナッツをふんだんにあしらった季節のデニッシュも早々に完売する人気ぶりを見せています。