「イケメンとは単に顔立ちが良い男性のことなのか?」という長年の疑問に対し、恋愛心理学や数多くの現場取材が導き出す結論は明確に「否」です。容姿端麗であることは初対面における強力なアドバンテージにはなりますが、女性が本気で惚れ込み、長期的なパートナーシップを望む段階では、顔立ち以外の要素が評価の9割以上を占めるようになります。
取材現場で女性たちから頻繁に聞かれるのは、「顔が整っていても、店員への態度が横柄だったり会話が独りよがりだったりすると一瞬で冷める」という率直な告白です。マイナビウーマン等の大規模アンケートでも、交際相手に求める条件として「顔」を最優先に挙げる女性は全体のわずか1割台にとどまり、8割以上の女性が「優しさ・誠実さ」「清潔感」「会話のテンポ・居心地の良さ」を最上位に挙げています。
顔立ちが良いだけの男性は、初期の期待値が高すぎるがゆえに些細な欠点で幻滅される「減点方式」に晒されがちです。対して、所作や気遣いが洗練されている男性は、関わるほどに魅力が増していく「加点方式」で評価されます。女性が本気で惹かれる理由は、遺伝子レベルの造形美ではなく、「自分を一人の人間として大切に尊重し、安心感を与えてくれる存在かどうか」という精神的充足感に直結しています。