開館から四半世紀を超えた福岡アジア美術館は現在、次なる時代を見据えたダイナミックな変革期を迎えています。2026年には施設拡充計画の特設サイト「ひらけ、アジア。」が正式公開され、展示空間のアップデートやデジタルアーカイブ連携、地域コミュニティへのさらなる開放を掲げた中長期ロードマップが示されました。さらに、令和9年(2027年)1月〜3月には「あじびホール」の改修工事が予定されるなど、ハード・ソフト両面での機能強化が着実に進められています。
2026年の企画展スケジュールにおいては、気候変動や急速な都市化、アイデンティティの再定義といった現代アジアが直面する切実なテーマに切り込む大型国際展から、アジアのポップカルチャーや伝統工芸の再解釈を試みる親しみやすい企画まで、重層的なプログラムが展開されています。7階の企画ギャラリーで開催される特別展と、8階のアジアギャラリーで定期的にテーマ替えされるコレクション展が有機的に連動しており、一度の来館でアジア美術の「深層」と「最先端」を同時に味わうことが可能です。