上半身は温かいのに足だけ冷える病気とは?重病サインと受診科

上半身は温かいのに足だけ冷える病気とは?重病サインと受診科

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足の冷えを主訴とする疾患群は、血管性、神経性、ホルモン性、膠原病系など多岐にわたります。循環器・整形外科の臨床統計および診断ガイドラインに基づき、各疾患の鑑別ポイントと危険度を比較表に整理しました。

疑われる疾患主な特徴と随伴症状好発傾向・発症因子編集部の見解・緊急度評価下肢閉塞性動脈硬化症片足の強い冷感、間欠性跛行、足背動脈の拍動消失、皮膚蒼白50代以上の男性、喫煙歴、糖尿病、高血圧、脂質異常症【極めて高い】重症化すると壊疽のリスク。速やかな血管評価が必須。腰椎椎間板ヘルニア下肢の冷えとしびれ、腰痛、太ももからふくらはぎ裏の放散痛20〜40代に好発、重労働従事者、長時間のデスクワーク【中〜高】神経圧迫による知覚異常。排尿障害が出た場合は緊急手術適応。下肢静脈瘤初期症状足の冷え・火照り感、夕方の強いむくみ、就寝中のこむら返り40代以降の女性、立ち仕事(調理師・販売員等)、妊娠出産歴【中度】静脈弁不全による血流うっ滞。弾性ストッキング等の早期対策が有効。レイノー病・症候群寒冷刺激や緊張で手足の指が白→紫→赤へと三相性に変色、強い痛み20〜40代の女性、膠原病(全身性強皮症など)の併発【中〜高】レイノー病症状の背景に自己免疫疾患が隠れているか鑑別が必要。自律神経失調症上半身ののぼせ、手足の冷え、動悸、不眠、多汗、頭痛全年代、慢性疲労、精神的ストレス、更年期前後の女性【経過観察〜中】器質的疾患を除外した上で、生活習慣や自律神経調整を行う。

日本循環器学会や各専門医療機関の臨床知見によると、下肢閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患:PAD)は国内で潜在患者を含め数百万人にのぼると推計されています。しかし初期の冷感や軽度の痛みを「加齢による筋力低下」と誤認し、診断が数年単位で遅れる例が後を絶ちません。

山田 真由
著者

山田 真由

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