ひとくちに特別支援学校といっても、普通科と職業系学科では求められる学力水準に明確な差があります。特に企業就職を前面に掲げる就業技術科の入試問題(数学)や、職能開発科の適性検査(過去問)では、より現場作業を意識した出題が目立ちます。
就業技術科などの適性検査では、単なる数式だけでなく「製品の数を正しく数えて箱詰めするシミュレーション」「在庫管理の表から不足分を割り出す計算」など、作業指示書を模した問題が出される傾向があります。ここでは、正確な計算力と同時に、指示を正しく読み解く集中力が試されます。
一方、普通科の特別支援学校における学力検査(数学)では、個々の学習進度に配慮した基礎的な算数分野が手厚く出題されます。志望する学科の特性に合わせ、どのレベルまで解ききる力を養うべきかを早い段階で見極めることが不可欠です。