自民党の大物政治家といえば、子や孫が秘書を経て地盤・看板・鞄を引き継ぐ「世襲政治」が常態化しています。そのため「野中広務の孫」に対しても、有名大学を卒業して官僚や大手電通・テレビ局を経て政界入りするのではないか、といった憶測が長年飛び交ってきました。
しかし、綿密な取材と地元・京都の政界関係者への聞き取りによると、野中広務氏の孫が政界へ進出する具体的な動きは一切存在しません。現在、孫にあたる人物たちは一般人として首都圏や関西圏の民間企業等に勤務しており、選挙運動の表舞台に立つことも、後援会組織に関与することも皆無です。
かつて野中氏の側近だった元秘書の一人は次のように証言しています。
「先生は常々、『自分の苦労や泥水をすするような思いを、子どもや孫に味あわせてはならない』と仰っていました。政治の権力闘争の残酷さを誰よりも骨の髄まで知っていたからこそ、家族を政治の道具にすることを徹底的に嫌ったのです」
ネット上では「孫の学歴」「現在の勤務先」に関する様々な噂が検索されていますが、プライバシーが厳重に守られており、一般市民としての平穏な生活を送っています。