水戸黄門の助さん格さんの違いとは?印籠はどっち&歴代キャストの現在についての最新情報をご紹介します。
TBS系ナショナル劇場(のちのパナソニック ドラマシアター)で1969年から2011年まで全42部・通算1200回以上にわたって放送されたレギュラーシリーズ、およびその後の単発特番やBS-TBS版において、錚々たる名優たちが助さん・格さんを演じてきました。
世代・期間佐々木助三郎(助さん)役渥美格之進(格さん)役主な特徴と現在の活動状況初代
(第1部〜)杉良太郎
(第1部〜第2部)横内正
(第1部〜第8部)ドラマの礎を築いた名コンビ。杉良太郎はその後も時代劇の巨頭として君臨し福祉活動を継続。横内正は名バイプレイヤー・声優・舞台演出家として第一線で活躍中。レジェンド期
(第3部〜第28部)里見浩太朗
(第3部〜第17部)
あおい輝彦
(第18部〜第28部)大和田伸也
(第9部〜第13部)
伊吹吾郎
(第14部〜第28部)里見浩太朗&伊吹吾郎、あおい輝彦&伊吹吾郎の黄金期。伊吹吾郎は格さん役として歴代最多の出演回数を誇る。里見浩太朗は後に5代目水戸光圀を演じる偉業を達成。平成中期
(第29部〜第41部)岸本祐二
(第29部〜第31部)
原田龍二
(第32部〜第41部)山田純大
(第29部〜第31部)
合田雅吏
(第32部〜第41部)原田龍二&合田雅吏コンビは爽やかな青年武士像を好演。原田龍二は旅番組・情報番組・YouTubeで幅広く活躍。合田雅吏も実力派俳優として映画やドラマで存在感を発揮。地上波最終期
(第42部〜第43部)東幹久
(第42部〜第43部)的場浩司
(第42部〜第43部)ワイルドな魅力を持つ東&的場コンビ。東幹久は競馬キャスターやバラエティ等で親しまれ、的場浩司はスイーツ愛好家や武闘派俳優として独自のポジションを確立。BS-TBS版
(2017年〜2019年)財木琢磨荒井敦史武田鉄矢が水戸光圀を務めた新装版。若手舞台俳優として頭角を現した財木と荒井が抜擢され、2.5次元舞台や映像作品で精力的に活動を継続中。
歴代キャストの中でも特筆すべきは、里見浩太朗の足跡です。助さん役として739回に出演したのち、2002年からは主役である5代目水戸光圀に就任しました。助さんから黄門様へと昇格した俳優は番組の歴史上ただ一人であり、当時の制作発表記者会見でも「かつてお仕えした東野英治郎先生や西村晃先生の背中を思い出しながら演じたい」と語り、大きな話題を呼びました。
また、格さん役を17年間にわたり務めた伊吹吾郎は、自著や特番インタビューの中で「印籠を出す瞬間は、テレビの前の視聴者全員の視線が自分の右手の一点に集まる。腕がわずかでも震えれば画が台無しになるため、毎回凄まじい緊張感と覚悟を持って掲げていた」と述懐しています。重厚な存在感と所作の美しさが、番組の品格を支えていたことが窺えます。