発売前の「リムグレイブ程度」という言説に対し、多くのプレイヤーが良い意味で裏切られたと感じた最大の要因は、「垂直方向の空間設計」にあります。
本編のマップは広大な大地が平面的に広がるパノラマ型オープンワールドが主体でしたが、「影の地」は底が見えない巨大な峡谷、そびえ立つ断崖絶壁、入り組んだ地下遺跡、そして天を突く巨大レガシーダンジョンが幾重にも折り重なっています。マップ画面上で見ればすぐ隣に見える場所であっても、そこへ至るルートは「特定の洞窟を抜け、滝の裏の隠し通路を降り、さらに地下河川を辿る」といった複雑怪奇な立体パズルとなっています。
この緻密なレベルデザインにより、本編とのボリューム比較においても探索の緊張感と没入感が損なわれず、プレイヤーは一歩進むごとに「まだ見ぬ未踏の地が存在する」という圧倒的な冒険感を味わうことになります。