多くのリスナーが抱く「この切なすぎる歌詞は実話なのか?」という疑問に対して、ボーカル・ギターのひとみは過去の音楽メディアのインタビューや特番において、自身のリアルな失恋体験が色濃く反映されていることを明かしています。
当時、専門学校に通っていたひとみが、誰にも言えない辛い失恋の感情をスマートフォンのメモやノートに書き殴っていた言葉たちが、この楽曲の母体となりました。バンド結成のきっかけ自体が、彼女の弾き語り音源を聴いたメンバーが「この楽曲を世に出すべきだ」と強く確信したことにあります。
ちなみにバンド名の「あたらよ」は、万葉集などに登場する古語「可惜夜(あたらよ)=明けるのが惜しいほど美しい夜」に由来しています。悲しく切ない別れの痛みを抱えた夜であっても、それは人生においてかけがえのない時間であるという美学が、バンド名とデビュー曲の根底に一貫して流れています。