Bsアンテナの向き調整で映らない原因とミリ単位で合致させるプロの極意

Bsアンテナの向き調整で映らない原因とミリ単位で合致させるプロの極意

Bsアンテナの向き調整で映らない原因とミリ単位で合致させるプロの極意の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。

設置当初は問題なく映っていたにもかかわらず、大型台風や強風の通過後に突如映らなくなる事例は日常茶飯事です。SNSや相談窓口に寄せられるトラブル事例を検証すると、BSアンテナ向き狂った直し方において多くのユーザーが見落としている物理的要因が浮かび上がってきます。

現場の点検調査データによると、強風による不具合の約7割は「マウント金具自体の緩み」ではなく、「パラボラディッシュ(お皿部分)の風圧による首振り」です。アンテナの受風面積はおよそ0.2平方メートルあり、風速25m/sの突風では約30kg前後の風圧荷重が加わります。この力によって、上下の仰角ボルトやマウントの噛み合わせが滑り、数ミリ下向きに垂れ下がってしまうのです。

直し方の手順としては、いきなり左右の方位角を回すのではなく、「まず上下の仰角ボルトを少し緩め、1ミリずつ上に持ち上げてテレビ側の数値が戻るか確認する」のが最短の復旧ルートです。左右のボルトまで緩めてしまうと、原点を完全に喪失し、最初からやり直す羽目になります。

さらに、同軸ケーブルの「F型コネクタ」の緩みや、防水キャップの経年劣化による雨水侵入も見逃せません。コネクタ内部に水分が入ると、アンテナ先端のコンバーター回路に給電されている直流15Vの電源がショートし、テレビ側の保護回路が作動してアンテナレベルがゼロになるケースがあります。角度を触る前に、ケーブル接栓が確実に締まっているかを目視確認することが推奨されます。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。