日本航空株式会社の採用方針が劇的に変化した背景には、明確な経営の意志がある。赤坂祐二会長からバトンを受け継ぎ、現場出身初の女性トップとして就任した鳥取三津子社長の新体制下で、組織の多様性とスピード感は最重要アジェンダに据えられた。
その羅針盤となるのが「JAL Vision 2030」だ。安全と安心の絶対的担保をベースにしながら、非航空領域の収益比率を劇的に引き上げる戦略を描く。デジタルプラットフォーム、マイル・金融事業、ドローンや空飛ぶクルマといった次世代モビリティ。激変する航空業界を生き抜くため、JALグループは従来の枠組みにとらわれない異能の集結を急いでいる。