Macのストレージ管理画面でユーザーを悩ませるMacのシステムデータ肥大化の原因として、最も見落とされがちなのが「ローカルスナップショット」の存在です。macOSで標準採用されている「APFS(Apple File System)」には、特定の時点におけるディスクの状態を瞬時に記録するスナップショット機能が備わっています。
ここで整理しておきたいのが、macOSのバックアップとスナップショットの違いです。外部ストレージへデータをコピーして物理的に隔離・保存する通常のTime Machineバックアップに対し、ローカルスナップショットは内蔵SSD内部に一時的な復元ポイントを作成します。外付けドライブが接続されていない環境でも変更差分を保持できる利点がある反面、大容量ファイルの編集や移動を繰り返すと差分データが雪だるま式に蓄積し、見かけ上の空き容量を急速に奪っていきます。
本来、macOSはディスク容量が逼迫するとスナップショットを自動解放する設計になっています。しかし、大容量アプリのインストールやOSアップデート時など、急激な空き容量の確保が必要な場面ではシステムのパージ処理が追いつかず、Macの容量不足とスナップショットの蓄積が深刻なエラーを引き起こすケースが目立ちます。