パルコ劇場に関するネット上の口コミやSNSの投稿には、一部誤解を招く情報が散見されます。現場取材によって判明した「知っておくべき盲点」を明かします。
誤解1:「最前列A列なら絶対に最高の体験ができる」という思い込み
「最前列=無条件で神席」という図式は、パルコ劇場においては必ずしも当てはまりません。A列は舞台との距離が極めて近く、役者の吐息や衣装の擦れる音まで聞こえる圧倒的な迫力があります。しかし、舞台床面を見上げる姿勢が続くため首に負担がかかるほか、役者が舞台奥に移動したり寝そべったりするシーンでは、手前の舞台フチが死角となって見えなくなる現象が発生します。視界全体のバランスを求める人にとっては、むしろD列以降の方が満足度が高いのが現実です。
誤解2:「後方列は遠すぎて置いてけぼりにされる」という先入観
前述の通り、パルコ劇場の奥行きは約20m程度です。2,000席規模の大規模劇場の1階後方や2階席後方と比べれば、圧倒的に舞台が近く感じられます。「最後列S列のチケットだから楽しめない」と諦める必要は全くありません。急勾配の段差のおかげでステージ全体が見渡せるため、フォーメーションダンスや舞台照明の美しさを堪能するにはむしろ特等席と言えます。