底辺ユーチューバーの収入実態を直視すると、夢と現実の乖離は想像以上に深刻です。収益化を達成していない段階では、どれだけ動画を投稿しても広告収入は完全に0円です。さらに、辛うじて収益化の条件をクリアした「登録者1,000〜3,000人規模」であっても、生活費を賄えるような金額には到底届きません。
一般的な動画1再生あたりの広告単価(RPM)は、ジャンルや視聴者層によって大きく変動するものの、概ね0.1円〜0.5円程度が目安となります。仮に週2本、月8本の動画を投稿し、1本あたりの再生回数が200回だった場合、月間再生回数は1,600回。収益化が通っていたとしても月収はわずか160円〜800円程度に過ぎません。
1本の動画を制作するために、企画立案・撮影・動画編集・サムネイル作成で合計10時間を費やした場合、月に8本で計80時間の労働となります。月収が1,000円であれば、時給換算でわずか12.5円という過酷な計算になります。この経済的非合理性が、多くの挑戦者を精神的・肉体的に追い詰める主因です。