文部科学省が進める英語教育改革において、かつての「訳読中心」から「コミュニケーション重視」へのシフトが鮮明になっている。しかし、ここで意外な落とし穴が浮き彫りになってきた。会話のスピード感を重視するあまり、基礎的な英文法が定着しないまま発話させられ、結果として「be動詞と一般動詞のごちゃ混ぜ英語」が定着してしまうケースが急増しているのだ。
教育現場の最前線からは、懸念の声も上がる。都内の公立中学校で教鞭を執る教員は「単語の意味は知っていても、be動詞と一般動詞の機能的違いを説明できない生徒が目立つ」と指摘する。対話力を伸ばすためにも、文法の骨組みを正しく理解する重要性が再認識されている。