宮野真守演じる童磨が初めて画面に現れたのは、2022年2月に放送されたテレビアニメ『鬼滅の刃 遊郭編』第11話(最終回)でした。上弦の陸・堕姫と妓夫太郎の回想シーンにおいて、まだ上弦の陸だった時代の童磨が人間だった二人を鬼へと勧誘するわずか数十秒のシーンです。事前告知一切なしのサプライズ出演に、深夜放送にもかかわらずリアルタイム検索トレンドの1位を独占しました。
続く『刀鍛冶の里編』第1話冒頭で描かれた「無限城・上弦集結」のシーンでは、その存在感がさらに際立ちました。上弦の壱・黒死牟(CV:置鮎龍太郎)や上弦の参・猗窩座(CV:石田彰)といった錚々たる実力派声優陣が演じる猛者たちに対し、宮野演じる童磨は気さくに肩を抱き、猗窩座に顔面を吹き飛ばされても笑顔のまま再生して軽口を叩くという異様なコントラストを見せつけました。
この上弦集結シーンにおける宮野真守の演技は、張り詰めた緊張感の中に特異な弛緩をもたらし、鬼側の序列や人間関係の歪さを視聴者に強烈に印象付ける決定打となりました。