ドンキでドライアイスは買える?店舗調査と無料配布の真相を暴く

ドンキでドライアイスは買える?店舗調査と無料配布の真相を暴く

ドンキでドライアイスは買える?店舗調査と無料配布の真相を暴くとはどのようなものなのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。

結論から言えば、一般的な「ドン・キホーテ」の店頭で、ドライアイスそのものを単品商品として金銭売買できるケースは極めて稀だ。本紙が関東圏の15店舗を対象に実施した覆面調査において、切り分けられたドライアイスをレジ横や冷凍ケースで直接販売していた店舗はゼロ。冷媒としてのドライアイス(固形炭酸)は、あくまで生鮮食品を購入した客への付帯サービスとして運用されているのが実情である。

食品フロアを充実させた郊外型の大型店舗では、冷凍食品やアイスクリームの購入者を対象に専用コインをレジで渡し、自動充てん機から小袋入りのペレット状ドライアイスを排出するシステムが稼働していた。この場合、商品の保冷目的であれば「実質無料」または「1回数十円の専用コイン制」をとる。だが、店員に「バーベキュー用や実験用にドライアイスだけを1キロ売ってほしい」と打診したところ、すべての店舗で安全管理と衛生上の規定を理由に明確に断られた。

都心部の小型・中型店舗に至っては、充てん機の設置すら見当たらないケースが大半を占める。現場のスタッフは「冷やすためのドライアイスを求めて来店されるお客様は夜間を中心に非常に多いが、設備がないため無料の板氷やレジ袋用のクラッシュアイスで代用していただくしかない」と打ち明ける。つまり、「ドンキに行けばいつでも塊で買える」という巷の認識は、完全な誤認と言っていい。

清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。