「クレヨンしんちゃんのひろしの声優が亡くなった」という情報の核心は、初代声優・藤原啓治さんに関する訃報です。所属事務所であるAIR AGENCYの公式発表によると、藤原さんは2020年4月12日に永眠されました。死因はがんと公表されており、享年55歳というあまりにも早すぎる旅立ちでした。
藤原啓治さんの闘病生活は、公に発表されただけでも数年間に及びます。発端となったのは、2016年8月の突如たる休養発表でした。「病気療養のため」として『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし役をはじめとする全レギュラー番組の出演を一時休止。当時、詳細な病名や病状は明かされず、現場復帰を信じるファンや関係者から温かい励ましが寄せられていました。
その後、2017年に入ると体調を考慮しながら一部のナレーションや吹き替え、ゲーム収録などで徐々に復帰を果たし、ファンを安堵させました。しかし、過酷な闘病生活は水面下で続いており、2020年春に容態が急変。春日部の街を、そして日本中の家庭を温かい声で包み込んできた名優は、静かに息を引き取りました。この一報は国内のみならず海外のアニメファンにも打電され、業界内外に深い悲しみをもたらしました。