King & Princeという物語を語る上で欠かせないのが、6人組としてデビューした原点です。ここでは、志半ばでグループを離れることとなったキングアンドプリンス歴代メンバー4人の脱退経緯と、その後の歩みを追体験します。
1. 岩橋玄樹:パニック障害との闘病と自立の決断
デビュー直後の2018年11月、岩橋玄樹パニック障害と脱退の第一歩となる活動休止が発表されました。幼少期から抱えていた持病の治療に専念するため、一度は一部活動再開が告知されたものの再発。メンバーやファンが温かく復帰の席を空けて待つ中、岩橋は「これ以上、自分の回復を待たせることでグループの歩みを止めるわけにはいかない」という強い葛藤を抱えていました。2021年3月31日をもってグループを離脱し事務所を退所。現在はソロアーティストとしてアメリカと日本を拠点に楽曲リリースやワールドワイドなファンコミュニティを築き、自らの病を公表したパイオニアとして独自のポジションを確立しています。
2. 平野紫耀:絶対的センターの葛藤とTOBE移籍
圧倒的なカリスマ性と身体能力でグループを牽引していた平野紫耀。彼の退所は芸能界に最大の激震を与えました。2023年5月の退所後、2か月の沈黙を経て発表された平野紫耀TOBE移籍経緯は、滝沢秀明氏が立ち上げた新会社「TOBE」への合流でした。グローバル展開を視野に入れた自由度の高い制作環境を求めた平野は、ルイ・ヴィトンなどの世界的ブランドアンバサダーへの就任をはじめ、国境を越えたカルチャーアイコンとしての存在感を加速度的に高めていきました。
3. 神宮寺勇太:グループの調和役が見せた覚悟
「国民的彼氏」と称され、常にメンバー間のバランサーとして冷静沈着だった神宮寺勇太の脱退理由は、「誰か1人でも辞めるなら、自分も辞めると決めていた」というグループへの深い愛ゆえの連帯感でした。平野と歩調を合わせる形でTOBEに合流した神宮寺勇太現在の活動は、音楽プロデュースへの積極的な関与に加え、海外ファッションウィークへの招待、写真やアートへの造詣を活かしたクリエイティブワークなど、知性と色気を兼ね備えた大人のアーティストへと変貌を遂げています。
4. 岸優太:主演映画の完遂とNumber_iの電撃結成
最年長リーダーとして愛された岸優太は、主演映画『Gメン』の公開とプロモーション活動を誠実に全うするため、平野・神宮寺から数か月遅れた2023年9月末に事務所を退所しました。そして2023年10月、東京ドームからの生配信を通じて岸優太Number_i結成を宣言。平野、神宮寺、岸の3名による新ユニット「Number_i」は、デビュー曲『GOAT』の爆発的なヒットを皮切りに、全米最大級の野外音楽フェス「Coachella」への出演など、旧来の男性アイドル像を根底から覆す本格派ヒップホップ・ダンスグループとして世界を震撼させています。