旅行者の多くが勘違いしている代表的な盲点について、事実に基づき誤解を是正していきます。
誤解1:「保安検査場を出発20分前に通れば、飛行機は絶対に待ってくれる」
これは明らかな誤解です。航空各社の運送約款には「所定の時刻までに搭乗口にお越しいただけない場合、ご搭乗をお断りすることがある」と明記されています。出発20分前に保安検査場を通過しても、トイレに立ち寄ったり売店で買い物をしたりして、出発10分前に搭乗口にいなければ搭乗権利を放棄した(ノーショー)とみなされ、客室ドアは無情にも閉じられます。飛行機は1機の遅延がその日一日の全国の運航ダイヤに波及するため、個人の遅刻を待つことは原則としてありません。
誤解2:「手荷物預け締め切り(20分前)に並んでいれば受け付けてもらえる」
手荷物受託カウンターの締め切り時刻は、「その時刻までに預け入れ手続きが完了していること」を意味します。列の最後尾に並んだ時刻ではありません。前に並んでいる乗客の荷物が重量オーバーだったり、預け入れ不可の危険物(リチウムイオン電池など)が入っていて確認に手間取ったりすれば、待機列の中で締め切り時刻を跨いでしまう危険性があります。
誤解3:「オンラインチェックインを済ませていれば1時間前で余裕」
スマートフォンの画面に搭乗用二次元バーコードを表示できるオンラインチェックインは、確かに搭乗手続きカウンターに寄る手間を省いてくれます。しかし、預けるスーツケースが1個でもある場合、結局は手荷物預け機やカウンターに並ばなければなりません。チェックインが不要になったからといって、空港到着時刻を削る免罪符にはならないのです。