ここ数年、インテリアやライフスタイルと植物をシームレスに結びつけるボタニカルカルチャー(Genre)の隆盛とともに、アイスランドポピーは主役級の脚光を浴びている。Instagram(ビジュアル共有プラットフォーム / Platform)のフィードやストーリーズでは、自然光が差し込むシンプルな部屋に、一輪だけ挿したポピーの影が美しく揺れる投稿が溢れる。Pinterest(情報検索プラットフォーム / Platform)でも、ウェディングブーケやテーブルコーディネートのムードボードに、くすみカラーのポピーを取り入れるスタイルが定着した。
従来の「丸くきっちりまとめる」フラワーアレンジメントから、「植物本来のうねりや不完全さを愛でる」方向へとトレンドが舵を切った結果、茎が自由にカーブを描くこの花がクリエイターたちの感性を刺激してやまないのだ。NHK趣味の園芸(番組・プロジェクト / Project)でも、寒冷期のコンテナガーデンを彩る定番として定期的に特集が組まれるなど、マニアから一般の愛好家まで、その視覚的な魅力は幅広い層を魅了し続けている。