ポピーの花言葉に隠された危険な裏の顔?赤白黄の真実と贈る禁忌

ポピーの花言葉に隠された危険な裏の顔?赤白黄の真実と贈る禁忌

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植物学的な観点に目を向けると、ポピーはケシ科ケシ属 (Papaver) に分類される。アヘンの原料となる一部の種とは異なり、園芸用として愛されているのは無毒で可憐なヒナゲシ (Papaver rhoeas) やアイスランドポピーだ。

第一次世界大戦の激戦地となったフランダースの荒野で、無残に掘り返された大地から真っ先に芽吹き、血のように赤い花を咲かせたのがヒナゲシだった。カナダの軍医ジョン・マクレイは、戦死した友を悼んで詩『フランダースの野にて』を詠み、赤いポピーは瞬く間に戦没者追悼の国際的なシンボルとなった。

今日でもイギリスをはじめとする英連邦諸国では、退役軍人支援組織であるロイヤル・ブリティッシュ・リージョンが中心となり、11月11日のリメンバランス・デー(戦没者追悼記念日)に向けて赤いペーパーポピーの募金活動を展開している。胸元に赤い花を挿す行為は、歴史の痛みと平和への祈りを次世代へ継承する、揺るぎない社会的儀礼なのだ。

小林 直樹
著者

小林 直樹

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