結論から明かすと、2011年9月の結成から2024年3月末の中島健人卒業に至るまで、Sexy Zoneには公式なリーダーが一度も存在しませんでした。世間一般では、最年長でありグループの象徴的な言葉を発信し続けた中島健人、あるいは機転の利くトークで場を仕切る菊池風磨のどちらかがリーダーであると誤認されるケースが多々ありました。しかし、事務所の公式プロフィールや番組出演時においても、特定の個人がリーダーとして肩書きを持つことはなかったのです。
この「リーダー不在」という選択は偶然の産物ではありません。結成当時、最年長の中島健人が17歳だったのに対し、最年少のマリウス葉はわずか11歳(小学6年生)でした。6歳という大きな年齢差がある中で、特定の年長者にすべての責任を背負わせることを避け、メンバーそれぞれが主体性を持つことを促す創業者・ジャニー喜多川氏の意向が働いていました。「リーダーを決めるとその人に甘えてしまう」「全員がそれぞれの分野でリーダーシップを発揮すべき」という育成哲学が、リーダーをあえて決めない最大の理由だったのです。