彼女の現在の充実ぶりを語る上で欠かせないのが、長年連れ添うパートナー 清弘誠氏の存在です。元TBSのディレクター・演出家として数々の名作ドラマを手掛けてきた清弘氏は、彼女より6歳年下。2人が人生を共に歩み始めたのは、加賀まりこが50代後半、清弘氏が50代前半の頃でした。
当時のインタビューや自著で明かされている通り、彼女は長年の友人関係を経て、自ら「一緒に暮らさない?」と清弘氏にアプローチしたといいます。しかし、2人が選んだのは形式的な入籍ではなく、互いの自立を重んじた事実婚というスタイルでした。
婚姻届という紙の契約に頼るのではなく、日々お互いを尊重し、自らの意思で一緒にいることを選択し続ける。朝起きて互いの体調を気遣い、適度な距離感を保ちながら同じ食卓を囲む日常について、加賀まりこは「彼がいてくれるから、私は安心して私でいられる」と率直な感謝を語っています。この精神的な安定感こそが、彼女の表情を穏やかにし、晩年の輝きを支える基盤となっています。