SNSや大手レシピサイトのコミュニティに投稿されたリアルな声を分析すると、えのき炊き込みご飯における失敗の8割以上が特定のパターンに集中していることが判明しました。
「レシピ通りに作ったはずなのに、なぜか味が薄くて水っぽかった」という投稿者の多くは、えのきを水洗いしてしまっているケースが目立ちます。市販の菌床栽培えのきは衛生的に管理されているため、基本的に水洗いは不要です。水洗いするとキノコが余分な水分を吸水してしまい、旨味成分が流出するだけでなく、炊き上がりの水加減が狂う直接的な原因となります。汚れが気になる場合は、濡らしたキッチンペーパーで優しく拭き取る程度に留めるのが鉄則です。
また、「えのき3袋を一度に使ったところ、米が炊けていなかった」という大量消費時の失敗も見受けられます。一度に投入するえのきの量は、米2合に対して最大でも2袋(約400g)までが炊飯器の熱対流を妨げない限界ラインです。それ以上の量を消費したい場合は、半量をあらかじめフライパンで乾煎りして水分を飛ばしてから加えるなど、現場目線のひと工夫が不可欠です。