2000年代初頭、要潤のキャリアは鮮烈なデビューとともに始まった。特撮ドラマ『仮面ライダーアギト』で氷川誠(仮面ライダーG3)役に抜擢され、爽やかなルックスと不器用ながら真っ直ぐなキャラクターで一気にブレイク。全国の子供たちだけでなく、その母親世代のハートを掴んだことは記憶に新しい。
しかし、彼が次なる挑戦の場として選んだのは、東海テレビ制作・フジテレビ系で放送されていた通称「昼ドラ」の枠だった。当時の帯ドラマといえば、欲望、嫉妬、裏切りが渦巻く濃厚な愛憎劇が代名詞。ヒーロー像とは対極にあるドロドロとした人間模様の渦中へ、20代前半の要潤が身を投じたニュースは、テレビドラマ業界関係者にとっても大きな驚きだった。