関西国際空港を利用する上で、旅行者が最も初歩的かつ致命的なミスを犯しやすいポイントが、第1ターミナル(T1)と第2ターミナル(T2)のターミナル間格差と移動導線です。両者は物理的に大きく離れた人工島内の別エリアに位置しており、徒歩で行き来することはできません。
第1ターミナルがANA、JAL、主要な海外フルサービスキャリア(FSC)および一部の国際線LCCが乗り入れる4階建ての巨大複合施設であるのに対し、第2ターミナルはPeach(ピーチ・アビエーション)、チェジュ航空、春秋航空などが利用する平屋構造のLCC専用ターミナルです。
鉄道駅(JR・南海電鉄「関西空港駅」)や立体駐車場、直結ホテルがあるのは第1ターミナル側です。そのため、第2ターミナルを利用する乗客は、駅直結の商業施設「エアロプラザ」1階から発着する無料連絡バス(所要時間:約7〜9分、運行間隔:日中約4〜6分間隔)に乗車して移動しなければなりません。
特にPeachのチェックイン手続きにおいては、厳格なタイムリミットが設定されています。国内線は出発時刻の30分前、国際線は50分前を1分でも過ぎると自動チェックイン機での手続きが遮断され、いかなる理由があっても搭乗できません。駅に到着してから第2ターミナルのチェックイン機に到達するまでに最低でも15〜20分程度のロスタイムが発生することを計算に入れて移動計画を立てる必要があります。