2024年6月29日、バルバドスのケンジントン・オーバルで行われた決勝戦は、クリケット史に残る大激闘となりました。T20ワールドカップ2024 優勝国の座を掴んだのは、無敗で勝ち上がってきたインド代表。初優勝を狙う南アフリカ代表との一騎打ちは、最後の1球まで勝敗が分からない極限の攻防へと突入しました。
先攻のインドは序盤に主力3人を失う苦しい立ち上がりとなったものの、名手ヴィラット・コーリが76ラン(59球)の圧巻のバッティングを披露。チームを牽引し、20オーバーで「176ラン・7ウィケット喪失」という堂々たるスコアを記録しました。
対する南アフリカも怒涛の追い上げを見せ、一時は残り30球で30ランが必要という圧倒的優位な状況を作り出します。しかし、ここで立ちはだかったのがインド投手陣の鉄壁の規律でした。ジャスプリット・ブムラの驚異的な変化球と制球力で相手打線にプレッシャーを与え、最終オーバーではスーリヤクマール・ヤーダヴが境界線(バウンダリー)ギリギリで奇跡的なキャッチを成功させます。結果は「南アフリカ 169ラン・8ウィケット喪失」、わずか7ラン差でインドが栄冠を手にしました。
試合直後、長年チームを牽引したロヒト・シャルマ主将とヴィラット・コーリがT20国際試合からの引退を表明。苦難の時期を乗り越えて掴み取った頂点であり、まさにインド代表 優勝の真相は、戦術的緻密さと精神的結束力が生んだ必然の勝利でした。