FDI歯式をマスターする最大のコツは、「患者から見て右上から時計回り」という原則を頭に叩き込むことです。術者(歯科医師や衛生士)側から見ると「左上から時計回り」に見えるため、左右の取り違えには注意が必要です。
永久歯における象限番号(1桁目)の割り振りは以下の通りです。
・第1象限(1):上顎右側(患者の右上)
・第2象限(2):上顎左側(患者の左上)
・第3象限(3):下顎左側(患者の左下)
・第4象限(4):下顎右側(患者の右下)
2桁目の歯種番号は、中央の前歯(中切歯)を「1」とし、奥歯に向かって「8(第三大臼歯=親知らず)」まで順番に数えます。例えば、左下の第一大臼歯(6番)であれば、第3象限の6番なので「36(さんのろく)」となります。
乳歯の場合は、永久歯の番号に続く形で「5〜8」の象限番号が割り振られます。
・第5象限(5):上顎右側(患者の右上乳歯)
・第6象限(6):上顎左側(患者の左上乳歯)
・第7象限(7):下顎左側(患者の左下乳歯)
・第8象限(8):下顎右側(患者の右下乳歯)
乳歯の歯種番号は、乳中切歯の「1(A相当)」から第二乳臼歯の「5(E相当)」までの5本です。たとえば「左上の一番奥の乳歯(第二乳臼歯)」であれば、第6象限の5番なので「65(ろくのご)」と表記します。